<食べる紫外線対策>美白に効果的な栄養素と食材7選

紫外線対策と言えばUVケアやスキンケアによる「外からのケア」も大切ですが、「内側からのケア」を取り入れる事でさらに効果が高まります。
化粧品で紫外線ケアや美白ケアをしているのに、なかなか効果が得られない・・・そんな方は日々の食事を意識してみください。
本日は、紫外線に負けない肌そして美白を育む栄養素や食材をご紹介します。

そもそもシミは何故できるのか!?

そもそも紫外線によってシミは何故できるか簡単に解説してきます。紫外線を浴びる事で”活性酸素”が生み出され過酸化脂質(酸化した皮脂)を作りだすと同時に、肌細胞を酸化させて働きを阻害し”メラニ色素”を誘発させます。メラニン色素を生み出しているのが、基底層という場所に存在している”色素細胞(メラノサイト)”なのですが肌を守る最終手段として武器であるメラニン色素を作りだします。

メラニン色素は、肌を守った後はターンオーバー(肌サイクル)と共に角質となって剥がれ落ちるのですが、年齢と共にターンオーバーが上手く機能しなくなり肌に留まりシミとなって現れます。
よって、紫外線&美白対策として摂りたい食材は、紫外線による活性酸素を阻害する抗酸化力が高いもの、そして肌のターンオーバーを促す栄養素が含まれた食材と言えます。

紫外線対策&美白を育む栄養素

抗酸化力が高い食材と言えばビタミン「ACE」(ビタミンエース)とフィトケミカルです。

・ビタミンA
ビタミンAは、脂溶性ビタミンで皮膚や粘膜をサポートし、抗酸化力に優れています。フィトケミカルの一種であるβカロテンが体内でビタミンAに変わりメラニンを抑制する働きもあります。化粧品ではレチノールとして使用されシミやたるみ予防に効果的です。緑黄色野菜やレバーやうなぎなどに含まれています。

・ビタミンC
ビタミンCは、水溶性ビタミンで熱に弱くこまめな摂取が必要なビタミン。ビタミンAと同様抗酸化力が強く活性酸素を除去したりメラニン色素を還元する働きがあります。また、肌の構成成分であるタンパク質の生成を促します。緑黄色野菜やフルーツに多く含まれています。

・ビタミンE
脂溶性ビタミンで、若返りのビタミンとも呼ばており抗酸化力や血行促進効果に優れています。肌代謝を促進する事で肌のターンオーバーを整えメラニン色素の排泄を促します。野菜なナッツ類に多く含まれています。

・フィトケミカル
第七の栄養素として注目されているフィトケミカルは、抗酸化力に大変すぐれています。フィトケミカルは、植物や果物等の色素や香りなどに含まれる成分で、種類は数千以上に及びます。代表的なのが、ポリフェノール、カロテノイド、リコピン、フラボノイド、アントシアニンなどです。色の濃い野菜や果物等に多く含まれています。

紫外線対策&美白を育む最強食材7選

・トマト
夏野菜の代表でもあるトマトには、フィトケミカルのリコピンが多く含まれ抗酸化力に大変優れています。また、ビタミンCやβ―カロテンも多く含まれています。リコピンは熱を与える事で効果が高まりすので、イタリアンなど火を通すレシピがおすすめです。また、赤い色が濃い方がリコピンが多く含まれています。

・モロヘイヤ
野菜の王様とも言われるモロヘイヤ。世界3大美女のクレオパトラも愛した食材と言われています。ビタミンACEが豊富に含まれ、β-カロテンはニンジンを上回りビタミンEはケールの2倍以上と言われいます。その他、肌のターンオーバーを促進するビタミンB2や鉄や亜鉛などのミネラルや食物繊維も豊富。美白だけでなくエイジングケアにも注目の野菜です。

・ブロッコリー
万能野菜と言われる優秀野菜。ビタミンCやβ―カロテンが豊富で、ビタミンCはレモンの2倍以上あると言われています。その他、ビタミンEやビタミンB群、カリウムや食物繊維もバランスよく含まれています。茎にも栄養素が多く含まれていますので捨てないで調理しましょう。

・パプリカ
ビタミンCやカロテノイドの一種であるサントフィルが多く含まれています。サントフィルは強い抗酸化作用で活性酸素を消去し、粘膜を丈夫にし肌のバリア機能を高める働きもあります。その他、ビタミンB群も含みます。色が濃くツヤがあるのが栄養価が高いポイントです。

・ゴーヤ
夏野菜を代表するゴーヤ。β-カロテンやビタミンCが豊富です。その他鉄分やカリウム、食物繊維も含まれむくみや疲労回復にも効果的です。苦み成分のモモルデジンは、血糖値を下げたり、腸を整える働きもあります。

・鮭
鮭に含まれるアスタキサンチンは、抗酸化力に優れ活性酸素を除去したりメラニンの生成を抑制する働きがあります。その他ビタミン類やオメガ3酸脂肪酸(DHA,EPA)も多く含み肌に潤いを与える働きもあります。

以上、特に抗酸化力が高く食材をご紹介しました。肌のターンオーバーを促進するためにも、肌の主成分であるタンパク質(青魚や大豆製品など)やビタミンB群(大豆製品、卵、魚介類、レバーなど)も合わせて摂るようにしましょう。

美白ケアに効果的な最強ハーブ

紫外線が多い夏にプラスαサプリメント代わりに飲んでいただきたのが、ローズヒップティーです。

ローズヒープにはビタミンCが豊富で、別名を”ビタミンCの爆弾”と言います。レモンの10倍以上のビタミンCが含まれていると言われています。
その他、フラボノイド、リコピン、β-カロテンなど様々な種類のフィトケミカルが含まれ最強の抗酸化ハーブです。皮脂の酸化や体内の活性酸素を除去に優れています。カルシウムや鉄分、食物繊維も含まれていますのでバランスよく栄養素を摂取する事ができます。
ローズヒップは、単体のみで摂取しても良いですがクエン酸が豊富なハイビスカスとブレンドするとビタミンCの吸収率がさらに高まります。

いかがでしたか?
年齢と共に、体内の抗酸化力も低下し細胞も酸化しやすく紫外線の影響を受けやすくなります。身体の内側から酸化力を高める事が美しい白肌を育む鍵となりますので、ぜひ毎日色とりどりの食材を意識して摂り入れてみてくださいね。